ワンちゃんに続いてネコ ちゃんの ワクチン についてお伝えします。(ワンちゃんはこちら)
当院では適切な時期に、適切な頻度での ワクチン の接種を推奨します。
ネコ ちゃんでは法的に毎年の接種義務があるワクチンはありません(海外渡航の際に狂犬病ワクチンを打たないといけないケースはあります)。ワンちゃんと同様に混合ワクチンは任意のワクチンになりますが、感染症の予防のためには非常に重要です。
ワンちゃんと同様に混合ワクチンは大きく2種類に分けられます。
コアワクチン:どんな環境下でも接種が推奨されているワクチン
- 猫パルボウィルスワクチン
- 猫カリシウィルスワクチン
- 猫ヘルペスウイルスワクチン
ノンコアワクチン:必要があれば推奨されるワクチン(猫が集まる場所、外で他の猫さんと接触する可能性がある等)
- 猫白血病ウィルスワクチン
- 猫クラミジア感染症ワクチン
全米動物病院協会(AAHA)や世界小動物獣医師会(WSAVA)などのガイドラインでは初回のワクチンプロトコールの半年もしくは1年後の再接種後に関してコアワクチンは3年に1回の接種が推奨されています。ただし猫カリシウィルス、猫ヘルペスウィルスについて感染するリスクが高い場合は1年に1回の接種が推奨されてます。
完全室内飼いで他のネコちゃんとの接触がなく、飼い主様も他のネコさんとの接触がないような感染症に対するリスクが低いネコちゃんはコアワクチンの3種混合ワクチンの再接種は3年に1回の接種で十分な場合はありますが、新しくネコちゃんを迎い入れる場合やペットホテルを定期的に利用する場合等はこの限りではないので注意してください。かかりつけの獣医さんとしっかり相談の上に接種プロトコールを考えていきましょう。
当院ではネコちゃんの性格や環境、接種歴、体質等をご家族と相談しながら適切な接種プロトコールをご提案します。
この記事へのコメントはありません。